実験講座 細胞内成分の分画・8
カテコールアミン含有顆粒の分離法
岡 源郎
1
,
吉田 博
1
1大阪大学医学部薬理学教室
pp.224-232
発行日 1968年10月15日
Published Date 1968/10/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.2425902783
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アドレナリン(Ad),ノルアドレナリン(NA),ドーパミン(DA)などのカテコールアミン(CA)は,生体内に広く分布し,それぞれ重要な生理的役割を果しているものである。このうちAdは副腎髄質ホルモンとして多量に副腎髄質に存在し,NAは交感神経末端での刺激伝達物質として,また脳内とくに視床下部などに局在し,神経機能に関与していることがしられている。
DAも単にAd, NAの前駆物質としてのみならず錐体外路系,腸,肺などに存在し,独立した作用物質として働いている可能性が示唆されている。
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