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特集 スポーツ科学—2020オリンピック・パラリンピックによせて
トップアスリートの心理サポート
Psychological support for elite athletes
立谷 泰久
1,2
Tachiya Yasuhisa
1,2
1日本スポーツ振興センター
2国立スポーツ科学センター
キーワード:
トップアスリート
,
心理サポート
,
スポーツメンタルトレーニング
Keyword:
トップアスリート
,
心理サポート
,
スポーツメンタルトレーニング
pp.249-254
発行日 2020年6月15日
Published Date 2020/6/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.2425201165
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国立スポーツ科学センター(Japan Institute of Sports Sciences;JISS)は,“トップアスリートの国際競技力向上のための研究とサポートを行う機関”として,2001年10月に開所した。JISSは開所以来,冬季オリンピック5回(2002年ソルトレイクシティ,2006年トリノ,2010年バンクーバー,2014年ソチ,2018年平昌),夏季オリンピック4回(2004年アテネ,2008年北京,2012年ロンドン,2016年リオデジャネイロ)を迎え,現在は2020年東京大会に向かっている。JISSはこれまで,スポーツ医学・科学・情報の研究とサポートを行い,トップアスリートの国際競技力の向上に貢献している。筆者が所属するJISS・心理グループも,競技力向上のための研究とサポートを日々活発に行っている。本稿では,最初に“トップアスリートのこころ”について述べ,その後JISSの心理サポート,そして筆者らが行った2020年東京オリンピック・パラリンピックに向けての研究,そしてその後の支援について述べる。
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