Japanese
English
特集 いかに創薬を進めるか
基礎医学から創薬へ参入の支援
Support for entry from basic medicine to drug discovery
小島 宏建
1
,
岡部 隆義
1
,
宮地 弘幸
1
,
長野 哲雄
1
Kojima Hirotatsu
1
,
Okabe Takayoshi
1
,
Miyachi Hiroyuki
1
,
Nagano Tetsuo
1
1東京大学創薬機構
キーワード:
スクリーニング
,
化合物ライブラリー
,
最適化合成
,
薬物動態
,
知的財産権
Keyword:
スクリーニング
,
化合物ライブラリー
,
最適化合成
,
薬物動態
,
知的財産権
pp.305-309
発行日 2018年8月15日
Published Date 2018/8/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.2425200821
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「本研究は創薬につながる」と基礎研究者が安易に口にしたり,研究費獲得の枕詞に用いることが少なくないが,実際に基礎医学研究から得られた知見や成果を医薬品という形にするためには想像以上の困難が待ち受けている。医薬品開発のステージが進むと製薬企業の協力が必須となるが,製薬企業に研究のバトンを受け取ってもらえるかどうかがアカデミアが創薬を目指すうえでの一つのマイルストーンであると言える。基礎研究からそのマイルストーンを目指す第一歩を踏み出すための支援を東京大学創薬機構が担っており,その取り組みを紹介したい。本稿を研究成果の実用化の参考にしていただければ幸いである。
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