Japanese
English
特集 血管制御系と疾患
もやもや病─疾患感受性遺伝子とバイオマーカー
Moyamoya disease:genetics and biomaekers
藤村 幹
1
Fujimura Miki
1
1東北大学大学院医学系研究科神経外科学分野
キーワード:
もやもや病
,
遺伝子
,
moyamoya disease
,
susceptibility gene
Keyword:
もやもや病
,
遺伝子
,
moyamoya disease
,
susceptibility gene
pp.355-357
発行日 2017年8月15日
Published Date 2017/8/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.2425200646
- 有料閲覧
- Abstract 文献概要
- 1ページ目 Look Inside
- 参考文献 Reference
もやもや病は,両側内頸動脈(internal carotid artery;ICA)終末部と付近の頭蓋内主幹動脈が進行性に狭窄・閉塞し,代償性に異常血管網の発達を認める疾患である1,2)。小児や若年成人の脳卒中の原因として重要な疾患であるが,その原因はいまだ不明である1)。近年,もやもや病の疾患感受性遺伝子RING finger protein(RNF)213が発見され,本疾患の基礎研究が新たな局面を迎えている3,4)。本稿では,疾患感受性遺伝子ならびにバイオマーカーについての最近の知見を紹介し,もやもや病発症の機序について考察する。
Copyright © 2017, THE ICHIRO KANEHARA FOUNDATION. All rights reserved.