特集 今さら聞けない臨床現場のAI—結局何に使えるの?
【コラム 私のAI活用術】
❷“生成AIと暮らす”をイメージする
平島 修
1
1名瀬徳洲会病院 内科
pp.418
発行日 2026年4月15日
Published Date 2026/4/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.218880510360040418
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◦これまで、そして今
現代は変化が激しく先行きが予測困難な時代[VUCA(volatility、uncertainty、complexity、ambiguity)の時代]と呼ばれることが多い。ポスト団塊世代あるいはロスジェネ世代と呼ばれてきた40代後半の筆者の世代は、目まぐるしい技術革新と共に日々を歩んできた。黒電話→ポケベル→PHS→携帯電話→スマートフォンと、情報伝達手段が変わるたび、日常の再定義を迫られてきた感覚がある。
筆者が研修医だった約20年前(インターネットがモデム回線からADSL回線になり、Googleで検索することが普及し始めた頃)、救急外来で診療中に、旅行中に野草を食べた家族が呼吸困難となり集団で救急搬入された。休憩部屋にあったパソコンで検索エンジンを用い、「チョウセンアサガオ中毒」と診断に至った経験は、今なお鮮明に覚えている。検索技術は臨床現場における意思決定を変えうることを、肌で実感した瞬間であった。
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