- 文献概要
脳卒中患者に対するリハビリテーション医学は,古くて新しい学問である.リハビリテーション医学がターゲットにする古典的かつ主要疾患である一方で,脳の可塑性,新たなデバイスの臨床応用など新しい知見も出てきている.2022年度にはハイケアユニット入院医療管理料,脳卒中ケアユニットにおける早期離床・リハビリテーション加算が開始された.また,回復期リハビリテーション病棟入院料では,重症者数,リハビリテーション実績指数が重要となり,リハビリテーション医療の質と量がますます重要視されている.脳卒中治療ガイドライン2021〔改訂2023〕では,リハビリテーション領域でも新たなエビデンスが盛り込まれた.このように脳卒中リハビリテーション医療が発展を遂げる中で,その進歩を振り返り,現状を把握し,最先端の臨床・研究を特集することは意義があると考え,特集を組んだ.
▷ 担当:青柳陽一郎,企画:国内誌編集委員会
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