特集 「発達障害」だと考えると、こういうアプローチのほうが有効だ
扉
pp.17
発行日 2008年3月15日
Published Date 2008/3/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1689100483
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精神科の現場では、発達障害をもつ人の看護をめぐって次のような問題が起きています。
●学校でも現場でも、発達障害をもつ人のための看護のノウハウが蓄積されていない。
●発達障害は小児・思春期だけに関連するという意識があり、成人の患者さんに発達障害を疑うことが少ない。そのため特に、“軽度発達障害”が見逃されやすく、そういう人は「困った患者さん」ととらえられてしまう。
●逆に「この人は発達障害だ」ととらえたとたんに、「あきらめる」「多くを要求しない」「なるべくかかわらない」のように腰の引けた対応になる。
●適切なアプローチではない場合は、患者さんを混乱させてしまったり、医療者自身も無効なアプローチによって徒労感を高めてしまう。
いったい発達障害をもつ人にはどういったアプローチが有効なのでしょう
―経験からの学びを集めてみました。
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