特集 重すぎませんか?ケアマネの負担―事務職との役割分担,兼任看護婦のこれから
特集1
訪問看護婦兼ケアマネジャーの業務を整理する―居宅介護支援事業所の体制づくりと事務職との役割分担
清崎 由美子
1
1医療法人財団石心会訪問看護ステーション
pp.614-620
発行日 2000年8月15日
Published Date 2000/8/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1688902382
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介護保険制度がスタートして,約2か月が過ぎました.予想をこえる繁雑な業務や連絡調整に追われる中,2回目の給付管理が終わって,今,いろいろな問題点が見えてきています.この間,さまざまな医療・福祉関係誌で,いろいろな分野の方々が,それら問題点を指摘し分析されています.私も本誌7号の「訪問看護ステーション管理月誌」で,①詳細が決まらないことや制度の変更が多すぎることによる混乱と準備不足,②事務量が多すぎる,③ケアマネジャーにはただ働きが多い,④退院する人へのケアプラン作成の矛盾,⑤連携に伴う問題点,ということを報告させていただきました.
今回,そこから一歩進んで,これら問題点を解決していくためには,「ケアマネジャーと事務職がどのように業務分担していくのか」,「訪問看護婦兼ケアマネジャーはどのような体制で業務を行なっていけばいいのか」という点に焦点を当てて考えてみたいと思います.
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