小特集 ちょっと気になる関連他職種―在宅患者訪問薬剤指導・栄養食事指導・歯科衛生指導の現場から
在宅医療における保険薬局の役割と在宅訪問服薬指導の実践
田中 勝
1
1(株)ヘルスアンドメディカルリサーチ・ひろ薬局
pp.555-559
発行日 1998年8月15日
Published Date 1998/8/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1688901844
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はじめに
高齢化社会に向けて我が国では年金問題や介護問題などが浮き彫りにされてきました．それら諸問題の中で医療費の削減という観点から在宅医療が推進されるようになりました．平成4年には患者の居宅が医療の現場として認められ，平成6年には在宅患者訪問薬剤指導管理料・寝たきり老人訪問薬剤管理指導料が算定できるようになり，薬剤師は積極的に在宅医療に参加するようになりました．その中で幾つかの保険薬局の薬剤師は中心静脈栄養法や末期癌患者の在宅ホスピスケアにチームのメンバーとして加わるようになりました．私達の薬局でも調剤室にクリーンルーム（写真1）を設置し，無菌調剤と訪問服薬指導を行ない，在宅医療チームの一員として参加しています．
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