連載 管理者日誌・3
介護保険狂騒曲―この1年で見えてきたこと
松田 栄子
1
1都筑医療センター訪問看護ステーション
pp.237-239
発行日 2001年3月15日
Published Date 2001/3/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1688901287
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去年の今ごろは,訳のわからない不安と,追いかけられているような恐怖と,上がらない足を無理やり前に出しているような焦りと,なんだかもうひたすら大変だった。このまま私の頭はパンクして若年性の痴呆になってしまうのではないかと思った時期もあった。周囲の会う人会う人,皆口々に「大変!」と疲れ果てていた。
しかし,なんとも日本人というのは生真面目というか勤勉というか,口々に文句を言っていたわりに,制度には忠実に,ひたすら働いたあたりはすごい!
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