特集 特定行為研修修了者がいる在宅現場が見たい—「行為の実施」にとどまらない看護の意義に迫る
訪問看護師が「特定行為研修を活用する」ことの意義/〈コラム・ただいま研修受講中❶〉点滴をしないことを選択した方も支えることが重要/〈コラム・ただいま研修受講中❷〉管理者として、まずは自分自身が受講しようと決心
川村 佐和子
1
,
鈴木 美保
2
,
髙関 左保
3
1聖隷クリストファー大学
2訪問看護ステーションいわた
3訪問看護ステーション上西
pp.798-804
発行日 2019年11月15日
Published Date 2019/11/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1688201302
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こんな経験はありませんか?
馴染みの医師からの口頭指示
「今年の夏も猛暑らしいから、きっと、高齢のAさんは熱中症になりそうだね。昨年の夏は救急車で運ぶほどになっちゃって、大事だったよね。いつもの補液用薬剤を自宅に預けておくから、具合悪そうだと思ったら、点滴しといてね。熱中症になって救急車で運ぶのは大変だから」
同じ病棟で働いたことのある旧知の医師や、多くの利用者さんへの医療提供で連携し信頼関係が深まっている医師から、利用者さんの枕元でこんな指示を受けると、「はい、わかりました。点摘したらすぐご報告します」と返してしまう。
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