特別記事
在宅ケアにおける医療安全―訪問看護・介護に関わるインシデント・アクシデント防止対策の考え方
石川 雅彦
1
1日本医療安全研究所
pp.438-442
発行日 2010年6月15日
Published Date 2010/6/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1688101620
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医療安全の推進と医療の質向上は重要かつ喫緊の課題であり,さまざまな政策が実施されてきた。医療機関においては,「安全管理のための指針の整備」「医療事故等の院内報告制度の整備」「安全管理のための委員会の開催」「安全管理の体制確保のための職員研修の開催」などの安全管理体制構築が義務化され,医療安全管理者の配置が促進されている。
2007(平成19)年4月に施行された医療法の改正では,無床診療所(一般診療所,歯科診療所,助産所)等にも,委員会の開催を除く安全管理体制整備が義務化されたことは記憶に新しい。さらに,2010(平成22)年度には医療安全対策加算の改定もあり,医療安全推進に向けて着々と取り組みがなされてきている。
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