短報
山形県におけるモデル事業「医療型多機能サービス」報告―普通学校への訪問看護の効果について
石澤 栄子
1
,
徳田 喜恵子
1
,
須藤 京子
1
,
飯野 千夏
1
,
叶谷 由佳
2
1山形県看護協会立訪問看護ステーションべにばな
2山形大学医学部看護学科地域看護学講座
pp.682-684
発行日 2009年8月15日
Published Date 2009/8/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1688101401
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目的
山形県において平成17年度より訪問看護推進事業を実施しており,訪問看護推進協議会にて,訪問看護推進における事業や対策を検討してきた。そのなかで,普通学校に通いつつ医療的ケアを必要とする児童に対しての訪問看護が,児童の親から要望されていることがわかった。
現在の制度では,自宅以外で提供する訪問看護サービスは認められていない。対応として,平成18年度厚生労働省の「医療型多機能サービスの展開に向けた訪問看護充実の検討」事業に応募したところ,採択され,モデル事業として山形県看護協会立訪問看護ステーションべにばなで試行を行なった。事業の委託を受けて,2名の児童に訪問看護を提供した結果と,山形市内の普通学校における訪問看護のニーズについて実施した調査を基に,普通学校に訪問して看護を行なうことの有効性について検討する。
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