訪問ほっとらいん
都内初の新生児専門訪問看護ステーションを開設して
吉野 朝子
1
1coco baby訪問看護ステーション
pp.590-591
発行日 2008年7月15日
Published Date 2008/7/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1688101118
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■開設の経緯
「なぜ,ベビー専門の訪問看護ステーションが存在しないのだろう」。長年NICUに勤務していた私は常々そう感じていました。担当していたベビーに訪問看護が必要な場合,退院する前に地域の訪問看護ステーションを探します。しかし「小さい子どもの看護はできません」「高齢者向けなので」と断られてしまうことがほとんど。小児を受け入れるステーションは少数です。さらにNICUを退院するベビーは専門的な知識や技術も必要となります。
近年,医療の進歩に伴って新生児医療も発展し,超低出生体重児,重度の障害児も救命されるようになりました。十数年前ならば退院が困難であるケースでも在宅医療が可能となっています。
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