連載 ケアの方舟・2
薬の迷宮
石原 雅彦
pp.556-558
発行日 2004年7月1日
Published Date 2004/7/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1688100540
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
両親が呆けた!
薬というのは恐ろしいものである。恐ろしいものであると心して付き合うからこそ薬はありがたい。
今は幸いにも健康で親たちの世話をしているけれど,普段は僕だって市販薬を飲んで病を振り払おうとすることもある。薬がありがたいものであるという思いは子どもの頃から持っていて,それは今も変わらないけれど,それでも薬はありがたいと同時に怖いものであると思う。
Copyright © 2004, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.