連載 聞いて腑に落ちる病気の話 第13話
膝・肩
秋野 恵美子
1
1小樽市保健所
pp.70-72
発行日 2004年1月1日
Published Date 2004/1/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1688100465
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
今回は膝と肩についてです。
膝の病気
●変形性膝関節症
まず,膝について考えてみましょう。私たちが二本足で起立するせいで,膝には全体重がかかっています。ですから,膝が傷んでくるのは当然とも言えます。年齢を重ねるにつれて膝の関節の中にある半月板がすり減ってきます。こういう,年齢を重ねると出現する現象を「加齢現象」といい,傷んだ膝につけられる病名は「変形性膝関節症」といいます。ただでさえ傷む膝に,更に体重がふえたら……ますます膝は傷んでしまいます。
初期には膝が腫れ,多くは関節の中に“水”が貯まります。その後,膝が変形して痛みがとれなくなってきます。こうならないように,膝を守るにはどうしたらよいのでしょう?
Copyright © 2004, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.