連載 リフレッシュのすすめ・5
若返りのヒミツ―第2の人生,満喫中
鈴木 竹子
1
1介護老人保健施設生きいき倶楽部
pp.405
発行日 2005年5月1日
Published Date 2005/5/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1688100142
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24時間365日の医療・看護・福祉サービスを提供していくためにはケアする側である専門職のリフレッシュも必要です。本連載では,いろいろな職種の方々にそのリフレッシュ方法を披露していただきます。
定年後,介護職に
私は結城市にある介護老人保健施設「生きいき倶楽部」に勤務する65歳の女性です。女性とは戸籍上の話で,機能的には,もう10年ほど前に女でなくなったといえるかもしれません。それは,手術によるものですが,別に性転換手術をしたのではありません。念のため。
子どもを育て,定年まで会社勤めをし,「さてこれから第二の人生をどうしようか」と考えました。それまで機械相手の仕事をしていたので,人と人とのふれあいの中での仕事がしたい,そう思って医療法人アスムス生きいき倶楽部のデイケアに就職したのが58歳のときでした。
いざ入職してみると,仕事を覚えるのは大変でした。①高齢者には高齢者としてやさしく接する(老老介護と皆から言われながら),②一番安全で安楽な方法で介護をする,③納得した上で毎日の仕事をする,などといった基本を教わり,一緒に入ったパート仲間と議論もし,泣いたり,笑ったり,試行錯誤を繰り返しながら今日まで勤めてきました。
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