焦点 台風23号・バス水没事故 そこに看護師たちがいた
全員生還の裏に看護の力―バスの上にいた看護師たちを訪ねて
永井 祐子
pp.130-131
発行日 2005年2月1日
Published Date 2005/2/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1688100082
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2004年,日本列島を縦断した大型台風23号は,各地に深い傷跡を残した。九州,中国,四国,近畿,東海地方を中心に河川のはんらんが相次いだ。警察庁によると全国で79人が死亡,12人が行方不明(10月23日調べ)になり,111人の死者・不明者を出した1979年の台風20号以降で最悪の被害となった。
そして,京都府舞鶴市では,観光バスが水没し,乗客37人がバスに取り残される事態となった。バスの屋根の上で一晩を過ごした37人は,21日早朝,海上自衛隊のヘリコプターとボートで全員が救助された。
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