特集 看護補助者との協働
データに見る看護補助者との協働―その位置づけと業務をめぐって
奥村 元子
1
1日本看護協会調査・情報管理部
pp.820-826
発行日 1998年11月10日
Published Date 1998/11/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1686902251
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はじめに
診療報酬上の看護料の算定要件において,「看護補助者」とは,「医療機関において看護婦長および看護職員の指導の下に,原則として療養生活上の世話(食事,清潔,排泄,入浴,移動等)のほか,病室内の環境整備,ベッドメーキング,看護用品および消耗品の整理整頓等の業務を行なう」1)者とされ,老人病棟にあっては同じく「看護の補助を行なう者」を「介護職員」と称するとしている2).
本稿では,病院病棟における看護職員と看護補助者(介護職員を含む.以下同)との「協働」をめぐり,いくつかのデータを紹介しつつ,現状と課題について私見を述べたい.
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