特集 いま,改めて考える「組織倫理」 新型コロナウイルス感染症対応で,看護管理者に問われたものとは
【対談】新型コロナウイルス感染症対応の経験をどう捉え,今後にどう活かすか—感染症対応にとどまらない,看護管理者および組織として必要なこと
広瀬 巌
1
,
熊谷 雅美
2
1マギル大学(カナダ)哲学部
2済生会横浜市東部病院
pp.12-18
発行日 2023年1月10日
Published Date 2023/1/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1686202302
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
- 参考文献
ここ約3年の間,新型コロナウイルス感染症対応において,看護管理者の多くが,さまざまな場面で倫理的な葛藤を経験している。通常とは異なる危機的状況にある時,看護管理者として,組織として,どのように倫理的な判断をすればよいのか。また,これらの経験をどう捉え,今後にどう活かすか。
2022年8月19〜20日に福岡県で開催された第26回日本看護管理学会学術集会の前夜18日に行われた,日本看護管理学会が主催する会員向けトワイライトセミナー(テーマは「パンデミックの倫理学—看護管理者に必要な緊急対応時の倫理原則・指針について考える」)で講師を務めた広瀬巌氏と,トワイライトセミナーを企画・運営し,広瀬氏の招聘に尽力された日本看護管理学会倫理委員会委員長の熊谷雅美氏に語り合っていただいた。 (2022年10月2日収録)
Copyright © 2023, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.