特集 新任看護師長必読! 経験学習 自己と他者の経験から,自律的に学べる看護師を育てる
扉
pp.267
発行日 2017年4月10日
Published Date 2017/4/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1686200677
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医療現場の高度・複雑化に伴い,急性期病院の看護部では,自律した臨床判断や看護実践ができる看護師と病棟チームの育成が急務となっており,看護師長にその役割が期待されている。
クリスティーン・タナー氏やパトリシア・ベナー氏らは,自己の経験をリフレクションすることと,病棟に潜む暗黙知を含む実践知をスタッフ間で共有することが,自律して活動できる看護師の育成に寄与すると指摘している。また,さまざまなレベルで経験をナラティブに語る場をつくることの教育的効果にも言及している。
そこで本特集では,タナー氏らの提言に着目しながら,自律して活動できる看護師のありようについて各著者から述べていただくとともに,経験学習を基盤とする人が育つ組織づくりのアイデアをご紹介いただいた。
新任看護師長や,春から新しくチーム編成を任される皆さまに,ぜひ参考にしていただきたい。
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