特集 看護部のマネジメントは病院移転でどう機能したか――日本赤十字社医療センターの場合
扉
pp.785
発行日 2010年8月10日
Published Date 2010/8/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1686101821
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全国で高度成長期以後に建てられた病院の新築移転が進んでいる。病院の移転には,患者,物品・什器類,電子カルテシステムなど慎重さと入念な準備が必要とされるものが多い。また,移転を成功した後には,移転前と同じ患者への対応が即時求められる。施設規模や機能の違いはあっても,共通する作法を押さえておくことで,それらの準備を効率よく行ない,スムーズな移転と新規オープンというサイクルが可能になる。
そこで,本特集では昨年末に看護部が中心となって,移転を成功させた日本赤十字社医療センターのプロジェクトについて紹介したい。都市型の急性期病院であり,周産期母子医療センターも備える大規模病院はどのように移転を成功させたのか。各部門の担当者の経験談とともに,看護部のマネジメントがどう機能したのか,そして移転の経験から看護部は何を得たのか,併せて紹介する。
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