シリーズ 社会起業家として看護職に何ができるか・1【新シリーズ】
私が思い描く看護を伝える―看取りの家,神戸「なごみの家」代表 松本京子氏に聞く
青木 菜穂子
1
1兵庫医療大学
pp.978-984
発行日 2009年10月10日
Published Date 2009/10/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1686101599
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
「社会起業家」という概念が,1980年代初頭にイギリスで生まれました。社会起業家の最終目的は社会貢献であり,自分の信じる使命に価値をもって行動を起こし,社会を改革しようとする起業家であるといわれています。
今回,兵庫県神戸市で起業され,看取りの家である「なごみの家」を運営されている松本京子さんにお話をうかがいました。「なごみの家」は,終末期にある方々が死の瞬間まで人として安らぎを得て“暮らせる”場所です。看護職と福祉職が24時間体制で対応し,ボランティアの協力によって入居者を支えています。
松本さんが起業するに至った過程についてお聞きしながら,看護職者が起業するということや,社会起業家として看護を実践することについて考えてみたいと思います。
Copyright © 2009, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.