特集 地域が連携して行なう看護の質向上
【参考資料】厚労省「専門分野(がん・糖尿病)における質の高い看護師育成事業」
本誌編集室
pp.758-761
発行日 2009年8月10日
Published Date 2009/8/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1686101549
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厚労省は,2006(平成18)年度から「専門分野(がん・糖尿病)における質の高い看護師育成事業」を開始している(図1)。本事業は,がんにおいては都道府県がん診療連携拠点病院ならびにこれに準ずる病院,糖尿病においては全国の糖尿病看護を実施している中核的医療機関で,それぞれ20名の一般病院の看護師を受け入れ,1名につき40日間の専門的実践能力を向上させるための臨床実務研修を行なう事業である。
看護職員の資質の向上,また,看護職員に対する教育指導医療機関としての育成も進むことから,質の高い医療が提供され,がん・糖尿病(生活習慣病)対策の推進にも寄与するものと位置づけられている。
本稿では,特集の参考資料として,日本がん看護学会,日本糖尿病教育・看護学会が作成した育成プログラムモデルについて,概略を紹介する。両学会ともに,研修プログラムは実施機関の資源などに応じ改変しながら,効果的に実施するよう求めている。
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