特集 看護業務拡大による可能性を探る―現場のニーズと教育システムの構築
扉
pp.7
発行日 2009年1月10日
Published Date 2009/1/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1686101387
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いま医師の偏在と看護師不足によって,十分な医療の提供ができない状況が生まれている。米国などの例にならい,周手術期におけるPA(Physician Assistant)の養成などが医師側から要望されるなか,看護側においても,過疎地域で医師不在を補ったり,病院で救急患者のトリアージや専門外来を行なうNP(Nurse Practitioner)の教育を始める大学院も出てきている。
ただ,専門看護師や認定看護師などの看護のエキスパートと,医学モデルによる新たな役割をいかに整理していくか,経済的な根拠をどうするかなど,問題は山積している。それぞれの思惑が交錯するなか共通のゴールが見出せるのかどうかを議論したい。
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