特集 自治体病院をめぐる課題と活性化への道
住民に必要とされる医療の実践と看護―藤沢町民病院の取り組み
泉田 良枝
1
1藤沢町民病院
pp.1000-1005
発行日 2008年11月10日
Published Date 2008/11/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1686101347
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住民一体型をめざす当院の活動紹介
岩手県は県立病院の数が全国でも多い県となっています。国民健康保険(国保)診療施設は,各地に配置された県立病院の合間を縫い,広い地域にわたって暮らしている地域住民の医療を支えてきました。
近年,県立病院の縮小,再編が行なわれ,県内の国保診療施設も,いち早く医師不足や過疎化の波にさらされました。医療の都市部への集中による地域格差が経営の悪化に拍車をかけ,診療所への縮小や廃止に追い込まれ,高齢化が進む地域の医療を支えることが難しくなっています。
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