連載 看護研究の基礎 意義ある研究のためのヒント・第1回【新連載】
看護研究とそうでないもの―What is Nursing Research and What is Not
坂下 玲子
1
1兵庫県立大学看護学部
pp.94-100
発行日 2011年2月15日
Published Date 2011/2/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1681100495
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本連載のねらい
研究を始める動機は人さまざまであろう。「看護研究」という言葉は,ある人には夢を,ある人には嫌悪感を,ある人には無関心をもって迎えられる。動機は何であってもかまわない。より多くの健康問題に苦しむ人々を援助するために看護研究は不可欠である。一方で,看護研究に取り組む人の労力が,適切な方法をよく知らなかったために無駄にされてしまうことがある。学問に王道はなく,研究と悩み迷うことはセットだと思う。しかし,宝がないところをいつまでも掘り続けているのは時間の無駄である。この連載が,看護研究を始めようと思い立った人や修士課程に進学した人などが,正当な努力を続けることの助けになればと願う。連載予定を表1に示す。
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