特集2 第31回ICMトロント大会レポート
国際助産師連盟(ICM)に参加して見聞きしたこと,考えたこと
片岡 弥恵子
1
1聖路加国際大学大学院ウィメンズヘルス・助産学
pp.850-853
発行日 2017年11月25日
Published Date 2017/11/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1665200878
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はじめに
2017年6月18〜22日に第31回国際助産師連盟(ICM)大会が,カナダのトロントで開催された。トロントと言えば,多文化・多民族都市。私たち外国人が大勢街にいても,あまり違和感がないという第一印象だった。都会だけれど自然があふれる素敵な街であった。たった1週間ではあったが,このトロントで過ごしICM大会に参加して,多くの刺激を受け,そしてさまざまなことを考えた。
大会のテーマは,“Midwives:Making a difference in the world”。訳すと,“助産師は世界に変化をもたらす”。ICM大会に参加することで,「私たちには何ができるのか。何をせねばならないのか」を考え直す大切な契機をもらった。
本稿では,私がICM大会に参加して見聞きしたこと,考えたことをお伝えしたい。「考えたこと」のなかには私見が多分に含まれていることは,ご了承いただきたい。
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