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「健やか親子21全国大会」が山形市で開催―地域の力を活かした子育て支援など議論
編集室
pp.266-267
発行日 2014年3月25日
Published Date 2014/3/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1665102747
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厚生労働省や山形県などが主催の平成25年度健やか親子21全国大会(母子保健家族計画全国大会)が2013年10月17,18の両日,山形市の山形テルサで開催された。「みんなが子育て応援団~健やかな妊娠・出産,すくすく子育て」をテーマに,地域の力を活かした子育て支援策などを議論した。大会では母子保健事業推進などに功績のあった個人や団体の表彰式やシンポジウム,地元山形市出身の絵本作家・荒井良二氏の特別講演などが行なわれた。
大会は全国から母子保健事業および家族計画関係者が参加し,母子保健の諸問題を研究討議することで「健やか親子21」の推進を図るとともに,事業推進に功績のあった個人や団体を表彰し,わが国の母子保健事業と家族計画事業の一層の推進を図ることが目的。昭和41(1966)年から行なっており,48回目となる今回は東日本大震災後,初めての東北開催となる。主催の吉村美栄子山形県知事(清田浩史子育て推進部長代読)は県内では今なお7000人に上る被災者を受け入れ,その多くが父親や家族と離れ,幼い子どもを連れた母親だと紹介し「本県では市町村やNPOと連携し,避難された方々に寄り添いながら支援に努めている。東北の現状を理解いただき,ぜひ応援してくださいますようお願い申し上げます」と,参加者に訴えた。
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