特集 母乳育児推進の「壁」とその解決方法
母親の誤解を解いて解決
Q6 「母乳が足りていないのでミルクをください」と言われた時,どうすれば安心してもらえますか。また,補足はどんな時必要ですか?
石井 真美
1
1香川井下病院小児科
pp.30-34
発行日 2013年1月25日
Published Date 2013/1/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1665102368
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A6
産後入院中に母乳が足りないと思っているお母さんの気持ちに応えて,自信を持ってもらうようにするにはどうしたらいいか考えていらっしゃるのですね。また,どんな時に補足が必要で,実際にはどのようにすればいいか,正確な情報を探していらっしゃるのですね。助産師として,母親の持つ「母乳不足感」と真の「母乳不足」について,正確な知識を持ったうえで,母親の不安な気持ちを受け止めて共感し,エモーショナルサポートを行ないながら,やさしく見守ることで,母親が安心して母乳育児を楽しめるよう援助したいですね。また,赤ちゃんの成長を保証するために,必要なときに適切に補足することも大切です。その場合も,母乳育児を妨げないような方法で補足したいものです。
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