連載 メガコードで学ぶ新生児蘇生の基本・1【新連載】
気道確保から口腔・鼻腔吸引により蘇生できた事例
赤平(東) 百絵
1
,
井上 信明
2
1旭川医科大学小児科学講座
2ロマリンダ大学医学部救急科小児救急部
pp.320-329
発行日 2007年4月25日
Published Date 2007/4/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1665100918
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連載をはじめるにあたって
米国で初めて受講した新生児蘇生講習会の冒頭で見たビデオのワンシーン。それは新生児のマネキンを用い,蘇生チームがすばやく,しかも意思疎通をはかりながら,流れるように蘇生を行なうという見事なシミュレーションでした。
日本では新生児蘇生法を系統だって教わったことがなく,手順も先輩医師の見よう見まねの自己流でした。何を根拠に蘇生処置をしているのか理解が不十分であったため,分娩に立ち会うときは,いつも不安でした。
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