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「医療安全の確保に向けた保健師助産師看護師法等のあり方に関する検討会」が最終まとめに入る―看護師による内診について,意見交換
編集室
pp.1159
発行日 2005年12月1日
Published Date 2005/12/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1665100349
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2005年4月より13回の検討を重ねてきた「医療安全の確保に向けた保健師助産師看護師法等のあり方に関する検討会」が,11月いっぱいでまとめを行ない,社会保障審議会医療部会に報告される予定だ。本検討会は,6月末に「中間まとめ」として,看護資格をもたない保健師および助産師に対して看護の国家試験科目の受験を義務づけることや,免許保持者の届け出義務,名称独占などについて医療部会に報告している。その後も,助産所の嘱託医師や,産科の看護師の業務(内診問題)についてなどが検討されてきたが,以下の通りに医療部会に報告することになる。
1.助産所の嘱託医師
現在,精神科や皮膚科の医師が嘱託医師となっている場合があるなど,本来のお産の安全を確保する意味では機能していない場合もある。そのため今後の方向性として,緊急時に限らず,日常的に相談できるような産科医師とする必要があること,連携医療機関を確保する制度措置を講じる必要がある。
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