連載 事例を通して学ぶ 悩める妊婦の相談対応・10
—タイプ別ケーススタディ8—幼い若年型
橋本 栄里子
1
,
田口 朝子
2
,
田尻 由貴子
3,4
1株式会社枝林舎
2NPO法人円ブリオ基金センター
3スタディライフ熊本
4前・慈恵病院看護部
pp.74-78
発行日 2018年1月10日
Published Date 2018/1/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1664200858
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連載の第2回(5月号)で,悩める妊婦の9タイプ分類を紹介しました。第3回(6月号)からはそのタイプ別に,以下の点を踏まえながらケーススタディをまとめています。
●実際にマイクロ技法を用いることで相談への対応がどのように展開していくかを示すために,マイクロ技法階層表の11段階(次頁の表)に当てはまる個所に階層番号を付けました。
●まずは「相談力アップのポイント」を念頭に置いてケーススタディを読んでみてください。その後に,「対応上の注意点」「質的調査結果から見える支援の実態」をまとめています。これらを併せて読むことで,相談を受ける側の技量を向上させることができるでしょう。
悩める妊婦には,いろいろな専門職や民間団体が関わります。保健師,助産師,看護師,医療ソーシャルワーカーなどが相談対応を行い,医療機関や児童相談所,学校,さらに円ブリオ基金センターのような民間NPO団体とも連携します。
今回紹介するのは9タイプの8番目「幼い若年型」の1事例です。
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