BOOKS
『医療福祉総合ガイドブック 2014年度版』
大井 美紀
1
1高知大学教育研究部医療学系看護学部門
pp.614
発行日 2014年7月10日
Published Date 2014/7/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1664102476
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長年の『医療福祉総合ガイドブック』“ユーザー”の1人として,本書を紹介します。本書は,「『社会資源』がソーシャルワーカーによって活用されるものだけではなく,利用者のものでなければならない」と考える,医療機関等に勤めるソーシャルワーカーらの熱意から誕生し,発刊から14年の歴史をもつ,きわめて信頼のおけるガイドブックです。
私が本書と出会ったのは,2001年(当時の書名は『介護保険時代の医療福祉総合ガイドブック』)です。当時,私は看護系大学の地域看護の教員として保健師教育に携わっており,活動事例を通して保健師の役割を学生に伝えていました。しかし,社会福祉基礎構造改革と介護保険制度のスタートにより,毎年,医療・福祉・介護のいずれかの制度が変わり,既存の経験・知識だけでは追いつかず頭を悩ませておりました。そんなとき,保健所で障害保健を担当していた友人から,本書を紹介してもらいました。その後,職場は社会福祉施設,病院,教育機関へと変わりましたが,私にとって本書が必携の書であることに変わりはありません。
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