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NEWS DIGEST
pp.258-259
発行日 2011年3月10日
Published Date 2011/3/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1664101565
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保健・医療・福祉のこのひとつきの動き
生活習慣を点数化
男性の大腸がん確率
割り出す
男性が今後10年間に大腸がんになる確率の計算方法を厚生労働省研究班が開発した。年齢や運動量,飲酒習慣など5つの項目を点数化し,合計するだけでわかるという。同年齢でも生活習慣により発症する確率は4~5倍異なり,生活様式を見直すきっかけに使ってほしいという。
大腸がんの患者数は全がん中で2位。女性のリスクははっきりしていないため,今回は男性のみを対象とした。
大腸がんのリスクには,年齢,肥満度,身体活動,飲酒,喫煙の5つが大きく関わる。研究班は,全国6地域に住む40~69歳の男性約2万8000人を12年間追跡。その調査結果にもとづき,5項目をそれぞれ点数化して合計し,10年間の発症確率がわかる表をつくった。計算方法の妥当性は,別の地域に住む約1万8000人で確認した。
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