特集 視聴覚教育—VTRの導入・その1
一般教育(学校教育)におけるAV導入と看護婦教育への応用
山本 美都城
1
,
近藤 昂
2
,
三木 福次郎
3
1岡山県教育センター第2研修部
2岡山県教育センター第1研修部
3岡山県立短期大学
pp.199-214
発行日 1983年4月25日
Published Date 1983/4/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1663907810
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はじめに
文部省の“わが国の教育水準(昭和45年度)”7)によると,昭和44年における我が国の公立小・中・高等学校における教育機器の普及状態は,スライド投影機とテープレコーダーが90%以上の学校に普及し,テレビ受像機も小学校では84%に,中・高等学校でも70%に普及していると報告している.この現象は単に我が国のみならず,世界の多くの国々で見られる現象であって,いつの時代にも科学や技術の成果が,教育の効率化に役立ち,教育のあり方を変化させる原動力として働いていると,沼野一男氏は“教育工学”で述べている.5)
岡山県教育センターの調査(昭和55年3月)によると,教育機器としてOHP(over-head projector),カセット・テープレコーダー,テレビ受像機,スライド投影機の順で普及率が高く,次いでVTR(video-tape recorder)が利用されていると報告している.1)
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