特集 教育の自己点検・自己評価
授業評価に「緑の用紙」を作って
羽賀 紀子
1
1公立瀬戸旭看護専門学校
pp.269-271
発行日 2002年4月25日
Published Date 2002/4/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1663903178
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
看護と教育は,共通するところがあります.それは,相手の反応をみて,相手の状態に合わせて働きかけるところ,人間が相手で,社会の中での関係性で意味をなすところです.近年,小・中学校での教育内容や方法が変化し,入学してくる学生のレディネスが変わり,高度医療が進む一方で在宅療養が広がるなど,医療に対する時代の要求も変わっています.その時代時代の教育に携わるとき.日々授業評価をしていかないと,学生のレディネスや時代の要求に適さない,「労多くして益少なし」の状態になりかねません.
今回,私自身の授業評価を狙って始めた「緑の用紙」について紹介します.昨年4月から,5つの担当科目で実施し,現在も継続中です.当初思ったよりも授業内容についての学生とのやり取りが多いため,途中で書く内容を変更しながら続けています.予想以上の大変さはありますが,それ以上のメリットを実感できたことが,続けていく原動力となっています.
Copyright © 2002, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.