特集 医療の多様化とPOS―第15回日本POS医療学会報告
一般演題
NICUにおける看護記録用紙の検討―インフォメーションシートを作成するまで
内館 洋子
1
,
上平 明美
1
,
中居 尚子
1
,
大森 良子
1
,
濱田 美智子
1
,
松本 知子
1
,
佐々木 千恵子
1
,
多田 公子
1
1岩手医科大学付属病院
pp.997-1000
発行日 1993年11月30日
Published Date 1993/11/30
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1663900730
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はじめに
NICUに入室した患児の生命を守るためには,刻一刻と変化する児の状態を的確にとらえ,対応していくことが要求される.入室の時点での情報をもとに看護計画の立案はされても,その後の経過,評価が追いつかないことが多かった.現在の問題点を把握するには,院内の記録用紙では対応できない状態であった.そこで,より短時間に児の状態を把握できるような記録方法について検討を重ねた.
その結果,「児の状態,経過」をポイント的に書き込んでいくNICU独自のフローシートを作成し,インフォメーションシートと名付け活用するに至った.これで,児の状態把握がしやすくなり,看護計画の展開にも生かされ,さらに児の成長記録用紙としてもよい結果を得たので報告する.
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