連載 私たちの教育実践 看護学生のための英語教育・2
基本文型をマスターしよう
横山 昌子
1,2
1日本医科大学看護専門学校
2神奈川県衛生看護専門学校
pp.808-811
発行日 1990年11月25日
Published Date 1990/11/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1663900139
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意味が通じることが第一
英語がわかるようになるには,英語の基本文型をきちんとマスターすることである.基本文型である現在形,否定文,疑問文,進行形,命令文,完了形,受動態を一覧表にまとめてみた.授業で英作文を始める前に,講義の2回ぐらいを使ってここを説明すると,「あっ,そういうことだったのか」と学生の顔が輝いてくる.中学で個々の文体を習っても,系統だてて教えられていないのではないかと思う.一種の盲点なのであろう.一般の社会人で英語を忘れてしまった人たちも,ここから始めると能率がいいかもしれない,これを知っておくと,“l did work...”とか“He isn't work...”というような間違った過去形や否定文を作らなくなる.
疑問詞のつく疑問文は丁寧に説明する必要があるのだが,特に主格が疑問詞になる場合,一番ミスが多い.“Who did buy the hat?”などのように様々な間違いをする.
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