特集 「看護研究」で実践力を鍛える
扉
pp.839
発行日 2015年9月25日
Published Date 2015/9/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1663200313
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大学はもちろん,専門学校の多くでも「看護研究」を指導している学校は非常に多いでしょう。卒後の臨床現場でも,看護研究が義務づけられているなど,看護と研究は切り離せない関係です。しかし,限られたカリキュラムのなかで時間的な制約や「文章が書けない学生」といった問題,また大きな前提として,ほとんどの看護学生たちが「研究者」を志して看護を学ぼうとしているわけではない現状もあり,教員・学生ともに「看護研究」の授業は難しい,という印象も強いようです。しかしそもそも,どうして看護研究を教育機関で,卒後研究者を志してもいない学生たちに教える必要があるのでしょうか。研究とは何か,研究を教育するうえで目指すべきことは何なのか,実践例や臨床からの声を含め,研究指導の目的や考え方をもう一度考えてみたいと思います。
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