特集 「学び方」を学ぶ―広まる初年次教育への取り組み
扉
pp.375
発行日 2009年5月25日
Published Date 2009/5/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1663101189
- フリーアクセス
- 文献概要
- 1ページ目
「初年次教育」は,度合いの差はあれ受け身であった高校教育から,自ら学ばなくてはならない大学教育への,学生の態度や技術の切り替えのために行われるものです。受験対策の“覚える”勉強しかしていない学生たちを,意欲をもって“考える”ようにするには,教員の積極的関与が必要との判断から,わが国でも多くの大学での導入が始まっています。
看護学生は他学生よりは比較的目的意識がはっきりしているはずですが,近年は今までの教育体制や支援体制では,十分に学習できない人も増えつつあり,初年次教育導入の必要性は高まっているといえます。
今回の特集は,「初年次教育」について,その意義から方法や効果について,すでに実践している筆者の報告を通して,今後の導入の参考にしていただこうというものです。
専門学校においては,さまざまな制約からすぐに取り入れることは難しいかもしれませんが,その理念と手法は必ずや参考になることと思います。
Copyright © 2009, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.