連載 ヨウスケとトシヒロのこの人に聞きたい
ゲスト:更谷 慈禧・店野 佐地子・辻 きさよ
山根 洋右
1
,
岩永 俊博
2
1島根医科大学環境保健医学教室
2国立公衆衛生院
pp.752-759
発行日 1999年9月10日
Published Date 1999/9/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1662902955
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十津川村の概況
岩永 今回は奈良県の秘境といわれる十津川村での活動について,お話しいただきたいと思います。まず村の概況を助役さんからご紹介ください。
更谷 十津川村は奈良県の最南端,紀伊半島のちょうど真ん中に位置する面積672km2の日本一大きな村です。この広さは淡路島とほぼ同じで,琵琶湖より大きく,奈良県の1/5を占めています。人口は5100人,高齢化率32%で,過疎化,高齢化が進んでいる村です。村には55の集落があり,それを一回りするのに3日はかかります。672km2の96%が山林で,林業が主産業です。
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