特集 精神分裂病の保健指導
座談会
精神分裂病の保健指導ではなにが重要なのか
小坂 英世
1
,
土屋 節子
2
,
吉岡 啓子
3
,
石原 幸夫
4
1都立松沢病院
2埼玉県大宮保健所
3川崎市中原保健所
4神奈川県立精神衛生センター
pp.12-20
発行日 1966年3月10日
Published Date 1966/3/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1662203597
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網の目からもれ,しかも再発が多い分裂病
精神衛生法が改正されたからといって,すぐに保健婦業務に精神衛生指導が加わってくるということにはならない.今回の座談会では,保健婦が分裂病者の指導をするということを前提にして話し合われたわけではない.しかし,保健婦が担当する地域には,分裂病患者もとうぜんいることだし,それらを現実に放置しておいてよいというものでもあるまい.その場合に,保健婦として最低これだけは知っておいてほしいと思われる点を,特集の中の各論文とともに,この座談会の中でも話し合っていただいたものである.
なお,精神衛生に関する保健婦の役割などがこの後話し合われたが,今回はスペースの関係もあって省略させていただくことにした.
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