講座
統計の見方(11)
久保 秀史
pp.23-25
発行日 1953年2月10日
Published Date 1953/2/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1662200454
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29.計算をするときの注意
統計でいろいろの数を取扱うとき,まず注意しなければならないのは,小数の問題である.
例えば身長を測つたとき,152cmあつた場合,152cmと書くか152.0cmと書くかということである.この両者を混同して使つているが,実際には違うのである.152cmのときはcmまでしか目盛つてない物差で測つて152cmあつたことがあり,152.0cmというのは,10分の1cmまで目盛つてある物差しで測つて152.0cmあつたことを意味している.従つて若し100分の1まで目盛つてある物差しならば152.00cmとすべきである.
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