特集 患者にとっての良いナースでありたい
自律した専門職業者としての自覚を—プライマリ・ナースに必要な条件
山本 あい子
1
1聖路加看護大学
pp.773-777
発行日 1986年7月1日
Published Date 1986/7/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661921462
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
先日,‘変動する社会における看護婦の責務’というセミナーに出席しました.‘2000年までにすべての人に健康を’というアルマ・アタ宣言を実行し果たすために,看護婦は何をすべきかが討議されました.看護婦に関係する政策決定には必ず加わろう,健康などの問題に関する政策が話し合われる時には,高いレベルの意思決定に参与しようというものでした.てれは,看護婦が社会的にリーダーシップを発揮することによって,前述の宣言が実現可能になるという意味合いを含んでいます.
看護婦という専門職業者として,政策決定レベルに参加することを通して,看護のアイデンティティを考え,また,看護界も含めた社会システムを考えることになるのでしょう.
Copyright © 1986, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.