特集 新人を迎える—受け入れる側,受け入れられる側
私の新人時代—みどりさんの場合
川島 みどり
1
1健和会臨床看護学研究所
pp.421-425
発行日 1986年4月1日
Published Date 1986/4/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661921381
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はじめに
従来の老人の概念では何とも割り切れない年代のわれわれの時代を実年というのだそうです.しかし,いくら呼び名が変わったからといって,やはり若い人にとっては,私はもうおばあさんの部類に入るのでしょうね.なぜなら,編集部からの依頼が‘温故知新’の糧として昔話をせよというのですから.
この厳粛な事実をありのまま受け入れて昔語りを始めましょう.過ぎ去った思い出というものは美化されやすいと言いますが,35年も前のことゆえ,少しはそうした傾向が出るかも知れないことはお許し頂くとして,でもできるだけ事実に即して客観的に振り返って見ることに努めたいと思います.
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