アイディア
下肢鋼線牽引患者の保温用足袋
岡野 美代子
1
,
浦田 正子
1
1国立岩国病院整形外科病棟
pp.834-835
発行日 1983年7月1日
Published Date 1983/7/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661919903
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牽引療法は,整形外科保存的療法の1つとしてしばしば用いられる治療法です.当病棟において約15%が大腿骨骨折患者で,そのほとんどに鋼線牽引療法が施行されてのいす.牽引患者の看護に当たつては,強制された肢位・姿勢からくる患者の苦痛を柔らげ,快適に過ごせるよう考慮するとともに,正しい肢位と効果的な牽引力を維持することが,最も望まれます.
私たちは,従来の毛布や布団などを牽引ロープにかけ洗濯バサミで止める方法では,保温のみならず,緒緒の点で不都合なことの多いのに気ずき,その不都合さを少しでも軽減したいと検討を重ね,下肢鋼線牽引時の足袋を考案したのでここに報告します.
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