輸血—都立駒込病院の場合・10
特殊採血の方法と適応
清水 勝
1
1都立駒込病院輸血科
pp.1089-1092
発行日 1979年10月1日
Published Date 1979/10/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661918797
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
本院で行われている特殊採血には,Plasmapheresis(血漿フェレーシス)とCytapheresis(血球フェレーシス)とがある.いずれも最近盛んになりつつある輸血の新しい領域であるが,対象が健康な供血者ばかりでなく,患者の治療にも応用されるようになってきたことから,それぞれの目的と意義について解説することとする[血漿製剤とは新鮮凍結血漿など生の血漿そのものを意味し,血漿蛋白分画製剤(‘分画製剤’と略)とは,アルブミン,プラズマネイト,ガンマグロブリンなど生の血漿を加工した製剤を意味する.両者を合わせて‘血漿蛋白製剤’と称することとする].
Copyright © 1979, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.