救急医療と看護・14
産婦人科疾患患者の看護のポイント
佐藤 恒雄
1
1川崎医科大学産婦人科
pp.537-540
発行日 1978年5月1日
Published Date 1978/5/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661918398
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産婦人科では救急症例のほとんどが急性出血である.救急疾患としては子宮外妊娠,卵巣出血,産科出血,妊娠合併症などが主であるが,これらの疾患でも,その診断は時にはかなり難しい場合もある.しかも母児の生命を救う上で一刻を争う場合が多く,早期診断・早期治療が一番のポイントとなる.
以上のことを前提として,看護にあたって必要最低限の各救急疾患の知識を,順次述べる.症例は少ないが,川崎医科大学付属病院産婦人科の救急症例を表1に示した(なお紙数の都合で検査法は省略した).
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