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あんぐる “声”なき患者をみとる—太田総合病院での試み
檜垣 日出男
,
本誌編集室
pp.5-12
発行日 1968年6月1日
Published Date 1968/6/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661917476
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昨年10月から今年の3月まで6回にわたって、本誌ではスピーチ・リハビリテーションについての連載解説記事を国立聴力言語障害センターの協力を得て掲載してきた。医療の方向が、医師──看護婦のタテ系列から、医師も看護婦も他のリハビリテーション専門職員もメンバーの一員として含む分業—協業体制の横のつながりへと機能しはじめている折、これからの看護婦が吸収する知識は医学に限られず、より広いものでなければならないと考えたからである。
すべてのリハビリテーションにとって、関連領域との協力関係は不可欠のものだ。とくに日常のあらゆる生活行動の中にリハビリテーションの契機を見出そうとするスピーチ・リハビリテーションにとって、四六時中患者と接する看護婦は関係深いといえよう。
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